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清水みんなのお茶を創る会
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生産地お茶マップ


茶産地、清水。
清らかな水の里、清水。お茶が栽培された歴史は古く、鎌倉時代には「駿河の清見」として、お茶の五大産地に数えられ、近代は世界に向けたお茶の輸出拠点として栄えたまちです。時代の移り変わりとともに、まちや山もその姿を変えてきましたが、良質なお茶を生産する農家、こだわりを持ったお茶専門店も多くあり、昔も今も日本有数の茶産地、お茶のまちです。

清水の茶畑

茶畑は山あいに多く、清らかな水、やわらかな日差し、そして、人の手間ひまかかった「山のお茶」が主流。良質なお茶づくりの風土は今も生きています。

※画像はクリックで拡大

両河内〜りょうごうち〜

両河内茶は、静岡市清水区の清流・興津川を囲む山あいで作られた「山のお茶」です。静岡茶市場の初取引では、両河内茶は35年以上連続最高値で取引され、清水有数の上質茶産地でもあります。朝夕、興津川から発生する多量の霧が、空気を湿らせ、日光を適度に遮るため、旨味が高く、ソフトで爽やかな香りのあるお茶が作られます。また、春に山々お茶一色になる両河内は、たけのこやわさびでも有名です。ぜひ両河内へ足を運ばせて、興津川での鮎釣りやキャンプ・川遊びなど、自然に触れながらお茶を楽しんでいただきたいです。

▼銘茶の隠れ里 静岡しみず 両河内茶業会

小島〜おじま〜

小島地区は、興津川に沿って山あいを走る国道52号線沿いにあり、山梨との県境までつづく南北に長い地区です。国道52号線は、東海地区と甲州を結ぶ重要な道として甲州道とも呼ばれ、今でも甲信地域との茶の架け橋となっています。小島地区には約100ha程の茶園があり、多くの農家がお茶を栽培しています。現在ほとんどの茶産地では主に機械で摘採をしていますが、小島地区では今でも昔ながらの手摘み茶を多く生産しています。

庵原〜いはら〜

その昔、柑橘の産地であった庵原地区は、昭和30年代から柑橘から茶への転作により、現在の茶産地が形成されました。庵原地区では、共同製茶と呼ばれる組織茶業工場が4工場、自園自製と呼ばれる個人で茶業を営む工場が23工場あり、茶園面積は、約154ヘクタールに渡っています。多くの茶畑は、山頂部に集団茶園が広がりますが、地区内では、基盤整備地を多く有し、平坦な園地での近代的な農業にも取り組んでいます。「清見のお茶」の地でもあり、香りが強く、爽やかな渋みのある庵原茶を是非どうぞ。

日本平〜にほんだいら〜

日本平は、標高307mの丘陵地で、山頂からは、富士山、駿河湾、伊豆半島の眺めを楽しむことができます。日本の観光百選に選ばれたこともある場所で、茶畑越しに見る富士山はまさに絶景です。
日本平は、清水区内の茶生産地の中では南に位置するため、生産時期は早く、4月中旬から一番茶の生産が始まります。この地域では、11の製茶工場がありますが、機械規模が小さく、大量生産はできませんが、それぞれの工場で丁寧にお茶が作られています。
日本平の新緑の香りとうまみのあるお茶をお楽しみください。