ダイコン
冷涼な気候を好み、一般に耐暑性は弱いですが耐寒性はあります。土壌の適応性は広く、かなりのやせ地でもよく育ちます。耕土が浅すぎたり未熟な有機物、石などがあると根が変形しやすいため、よく耕し土中の異物を取り除いて栽培しましょう。
栽培カレンダー
栽培の流れ
1.畑の準備
- 畑が空き次第、苦土石灰を施用し、よく耕しておく。
- 種まきの半月以上前に完熟堆肥と配合肥料を施用し、35cmくらいの深さに耕しておく。
2.種まき
ジュースのカンなどで円形の印をつけてまけば、種が片寄らなくていい。
3.間引き
本葉1枚のころ3本に。
本葉3〜4枚のころ2本に。
本葉6〜7枚のころ、1本立てにする。
4.追肥
第2回間引き後、株の周りにばらまいて、軽く土と混ぜる。
第3回の間引き後、うねの片側にばらまき、くわで土と混ぜながら土寄せする。
第2回追肥の半月後、反対側に肥料を同量施し、土寄せする。
5.薬剤散布
ウイルスを伝播するアブラムシとシンクイムシが大敵。小さいうちから薬剤散布する。
6.防暑と防寒対策
春早くまくときには、トンネルを覆って防寒する。
ベタがけ資材を直接葉上に覆う。
7.収穫
上方に向かって勢いよく伸びていた葉が開き気味になり、外葉が垂れるようになったら収穫の適期。収穫が遅れるとす入り(空洞化)してしまう。
葉柄のつけ根から2〜3cmのところを切ってみる。そこにす入りが認められると根のほうもすが入っている。