ニンジン
冷涼な気候を好み温度適応性の幅はかなり広く、根部は気温の影響を受けにくいので、耐寒性があります。畑での越冬も容易ですが、生長してからは夏の暑さには弱いので、注意しましょう。夏まきは雨後をねらってまき、もみ殻などで被覆して発芽を良くします。ネコブセンチュウの被害を受けやすいので、前作に被害があったところは避けて栽培しましょう。また、初期の雑草は念入りに抜き取ることが重要です。
栽培カレンダー
栽培の流れ
1.畑の準備
2.元肥
【POINT】
毛付きの種は、まく前に手で揉んで毛を落としてまくと良い。
毛付きの種は、まく前に手で揉んで毛を落としてまくと良い。
3.種まき
ニンジンの種子は小さくて薄っぺらなので、覆土が厚過ぎると発芽が悪くなる。
夏の乾燥を防ぎ、夕立などで種子が流れるのを防ぐために、粗い素材で覆うと初期の育ちが良くなる。
夏の乾燥を防ぎ、夕立などで種子が流れるのを防ぐために、粗い素材で覆うと初期の育ちが良くなる。
雨の後にまくのが良いが、乾いていたらかん水して底面をたっぷり湿らせてからまく。
種は2cm間隔くらいにまんべんなくまく。種子がようやく見えなくなるくらい、ごく薄く2~3mm程度に土をかける。
くわの背で軽く鎮圧し、土を種子になじませる。
完熟堆肥を細かく砕いたもの、またはもみ殻、ヤシ殻などをごく薄く。土が見えなくなるくらいにまんべんなくまく。
4.間引き・除草
草丈4~5cm、本葉2~3枚のころ。初期の生育が遅いので雑草に負けやすい。雑草が生え次第、こまめに抜き取ること。
根が径5~7mm、本葉5~8枚に太り始めたころ。
5.追肥
第2回間引き後、ばらまいた肥料を土と混ぜながら畝間に軽く土寄せする。
6.収穫
根が太ったものから逐次間引きながら収穫する。